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女性管理職は育児と仕事を両立できない?上手に両立する方法を管理職ワーママが考えてみた

管理職として働いている方管理職を目指している方仕事か育児か両立か…悩みますよね?

できるのか…不安になりますよね。

管理職を考えている方は、きっと、ある程度お金の余裕があったとしても、仕事を続けていきたいと思っている人が多いのではと思います。

私もまさに、そっちのタイプの人間です。

仕事大好きです♪

妊娠・出産は、管理職者にとってハードルが高いものですが、そこを乗り越えてしまえば仕事と育児の両立はできます

むしろ、管理職という立場だからこそ、両立しやすさもあります。

今日は、13年間管理職、ワ―ママ3年目の私が考える仕事と育児の両立の方法、おススメの働き方をお伝えしようと思います(^^)/

女性管理職は育児と仕事を両立できない?両立に立ちはだかる壁

女性で仕事と育児を両立させているという人は、現代社会では多くいます。

言葉が少し悪いかもしれませんが、お金を稼ぐ手段としての仕事と育児の両立という意味では、最近はそれほどハードルが高いとは思いません。

共働きや女性が働くということが当たり前になり、女性を求める仕事も増え、子供を育てながらそれなりにお金を稼ぐということに関しては今はかなり選択肢があります。

しかし、管理職として働いている人、管理職を目指す(上を目指す)女性にとっては、育児がかなり精神的プレッシャーになってくることは間違いありません。

もちろん、働く女性はすべて、多かれ少なかれ、出産・育児により仕事に影響が出てしまうことに後ろめたさや申し訳なさを感じると思いますが、管理職という立場は、チームのリーダーです。

チームをまとめる立場、そのチームの仕事の責任を担う立場なので、その影響の大きさ、プレッシャーはかなり大きなものになります。

それでは、実際にどんなことが両立を難しいと感じるのでしょうか。

急な休みや早退に対応しなくてはいけない

ワ―ママすべてに言えることですが、子供はしょっちゅう熱を出します

それに加えて運動会、PTA、参観日などの行事。

子供が複数いれば、それだけ病気や行事の回数も増えます。

旦那さんや家族のサポートがしっかりしていれば問題ありませんが、まだまだ多くの家庭では母親が子供の行事や病気に対応することになりますよね。

母親としては子供の側に居てあげられることは何よりもうれしいですし、できるだけ仕事の犠牲にしたくはありません。

しかし、管理職ともなると、重要な会議、出張など、調整をせざるを得ないことが多々あります。



出張や食事会などに参加できないことも多い

ワ―ママになって感じたのは、子供がいない頃と比べ、時間の制約がかなり大きいこと。

管理職にもなると出張や食事会なども多くなることがありますが、長期の出張や夜遅くまでになる食事会などではどうしても子供のことが頭をよぎります。

私も子供ができる前は1週間の出張もしょっちゅうありましたし、食事会にもよく参加していました。

しかし、子供が小さい間は授乳や食事、保育園の準備など、普段のことをほとんど私がやっていたので、出張や食事会の前にはすべてをきちんと準備しておかなくては心配でした。

結果、出張自体もかなり減らしたり、食事会を断ることも多くなってしまいました。

一方、男性管理職は奥様に任せて(悠々と)参加できる人がほとんどなので、なんだかな~という思いにもなります(奥様エライ!)

それで仕事が決まったり、お客様とのいい出会いがあったりとなると、「自分が行っていれば…」という気持ちになることもあったり。

男性と女性で差がつきやすいというのも、こういうところに原因のひとつがあるんだなとしばしば思います。

もちろん、物理的に難しいということだけでなく、実際に子供をもってみて、仕事も楽しくて、ちょっとでも無理して頑張ろうとは思うんですけど、やっぱりかわいい子供を見ると、子供を優先しちゃうんですよね。

これが母親なんだな~と実感しました。

仕事で男性と同じには絶対できない悔しさはありますが、母親というのは子供にとって唯一無二です。上手に心もバランスをとっていかなくてはいけません。

管理職として責任の重い仕事や打ち合わせ、食事会に参加する必要が増える一方で諦めざるを得ないこともある。

そういったときの心のバランスを保ったり、他でカバーしなくてはならないということもあることが大変な部分だと思います。



家事育児の時間のなさ

ワ―ママあるあるですが、恐ろしく自分の時間というものはなくなります

本当にうまく時間をやりくりしなくては、今日子供と何したっけ?みたいな気持ちになります。

会社の制度が整っていれば、時短を使うというのもいいとは思うのですが、管理職ワーママならなおさら、フルタイムをおすすめします

なぜなら、給料が減っちゃう!

復帰後初の給料を見て

「WHY !!! JAPANESE PEOPLE !!! やること何も変わってないのに!!! こんなに給料下がるなんて聞いてないよ !!! おかしいだろ !!!」

という感じでした(汗)

私は子供が11ヶ月の時に復帰し、最初の1ヶ月はマイナス1時間の7時間勤務だったんですが、1日たったの1時間減っただけで、約8万円ほど下がっていたんですね。よくよく見てみると、役職手当も減額されている!!!

会社の決まりとは言え、許せませんねw

管理職という立場で戻り、やることは以前と同じです。責任も同じ

給料がこうも変わるならしっかり役職手当もらって、休日に子供としーっかり遊ぶというほうが精神衛生上いいと思ってます。

ということで、私はさっさとフルタイムに戻ったわけですが、当然、家事育児の時間はぎゅーんと減りました。

就業中は常に仕事のことでいっぱい(じゃないときもあるか(笑))。

でも、それだけの責任がありますからね。責任を果たせない人は周りにバレます。絶対裏で言われますし、そのうち落とされますw

なので、就業時間いっぱい仕事して、終わったらダッシュ―!でお迎え、買い物、夕飯準備~となるわけです。

あれやこれややっていると、子供と向き合う時間も本当に少ない(涙)

時間がないと心に余裕がなくなってきて、いろいろなところにひずみがきてしまいます。

管理職ともなれば、仕事はもちろん、部下の管理や問題ごとなど、頭を使うことがさらに多くなります。

家で子供とほっとしたくても、頭の中は仕事のことでいっぱいということも…。

 

時間の使い方、使い道を必死で考えるのも本当に重要です!

女性管理職の育児と育児の両立方法

こうしてみてくると、女性管理職が仕事と育児を両立するというのは大変な部分も多いですが、私としては、妊娠・出産を過ぎてしまえば、むしろ管理職のほうが柔軟に両立できると思っています。

なぜかというと、管理職というのは会社の中で「自分で決められる立場」だからです。

ここからは、私が実践している仕事と育児の両立方法をお伝えしますね。

管理職の仕事をきちんとこなして休みなどに備える

管理職の立場になると、自分で仕事のスケジュールや配分を決めたりすることができるようになります。

部下にある程度任せる、ということもできます。

普段からテキパキと仕事をこなし、適切に指示を出してくれる上司がいる課であれば、自分自身が子供の病気や行事で休みを取ることがあっても陰口をたたかれるということはまずありません

ただし、不在の間に判断が必要な事態が起きることもしばしばあるので、できる限りいつでもレスポンスがとれるように準備し、チームのメンバーに伝えておくことが必要です。

私は普段から使っている情報ツールやメールはすべて自宅のパソコンからも確認できるようにしていますし、チャットワーク、メッセンジャー、スカイプ等々の連絡ツールも、スマートフォンでも対応できるようにし、休みの日であろうと移動中であろうとすぐに対応ができるようにしています。

普段からきちんきちんと必要なときに適切な指示を出していれば、自分が休みといえどもチームも安心して仕事を進めてくれます。

インフルエンザや風邪で子供が熱を出しがちな冬や、行事の近くになると、いつも以上に危機感をもって、仕事をどんどん進めておきます。

普段からしっかり仕事をこなし、レスポンスもばっちりな社員であれば、多少の休みなどがあっても、チームメンバーも上司からも不満が起こることはありません。


会社の風土を自分から変えてしまう

私は特に普段からズバズバと意見を言うタイプではありますが、管理職になってさらに強さを増しました(笑)

管理職という立場になると、周りからいろいろと要望が上がってくることも増えます

「こんなことで困ってます」「もっとこうだったらいいのに」

そういういろいろなことをさらに上に伝えたり、会社の決まりを変える会議などでしっかり発言する権利があるのも管理職です。

私は特に女性管理職ということで、社内の女性たちからいろいろな意見を聞くことができました。

「全社会議が土曜日に全員参加で行われるが、子供を預けられない」

「親の介護で通常の時間帯で働けないがどうしたらいいか」

こうしたひとつひとつを、会社として必要と思うものを取捨選択し、変えてきました。



今では産後復帰した女性社員多数、男性の育休も積極的に取り、会議は子供行事の場合そちらを優先、場合によっては子供を連れて出社も可能という会社になりました。

一方で、子供を授かることができない社員もいます。

女性管理職が活躍できる会社を、自分が作っていくということもできる。

それができるのも管理職です♪

そういうことにもきちんと目を向け配慮しながら、社員のライフワークバランス、ひいては自分自身のライフワークバランスが整うように、自分で会社を変えてしまいましょう!

時短できるものを徹底的に使う

そうは言っても時間はすべての人に24時間しか配分されていません。

仕事は楽しい、でも子供の成長はその時一瞬です。

私の子供はまだ2歳ですが、1日1日めまぐるしく成長する、めちゃくちゃ貴重な時期だなと思います。

時々仕事を家に持ち込んでパソコンをたたいていると、「ママ…」と悲しそうな顔をします。

フルタイムで働いているぶん、子供と向き合う時間は短い。徹底的に濃い時間にしなくてはと思うわけです。

ある程度お金はかかるかもしれませんが、そういう時期はほんの一時期。

子供にしっかりと時間をかけたい間だけでも、あらゆる時短を使いましょう

買い物、料理、洗濯、掃除。

スーパーの宅配、料理キット、乾燥機付き洗濯機、ロボット型掃除機etc...時短につながるものを使うことで、心の余裕が生まれます。

特に子供が小さい間のフルタイムワ―ママはぜひあらゆる時短グッズを使って欲しいと思います。



頼れるものには頼る

管理職×育児が大変な時期はそれほど長くありません

そのうち子供が成長し、また、子供がいなかった頃と同じぐらいのフットワークで働けるようになります。

大変な時期を考えるよりも、管理職の恩恵を得られることのほうが多いと私は思っています。

なので、一時的にお金がかかるとしても、数年後にラクになれることを念頭に、大変な時期をうまく乗り切れるよう、時短もそうですが、「頼れるものには頼る」姿勢でいいと思います。

私も完璧主義のほうなので、手作りにこだわったり、完璧な母親像が頭をちらつくこともありますが、手作りにこだわって忙しくキッチンに立ち、子供にテレビを見せてばっかりというよりは、頼れるものに頼って、子供と過ごす時間を増やし、日中は仕事にしっかり向き合うというほうが、気持ちよく両立していけると思います。

女性が管理職になることのメリットは?女性こそ管理職に向くと思う理由5選


まとめ

女性が仕事と育児を両立させることは、多かれ少なかれ負担があります。

しかし、管理職まで上がってしまえば、自分に決裁権があることも増え、自分のやり方次第では随分ラクに働けるようになることもあります。

会社自体の雰囲気や風土を変え、一緒に働く女性のための会社作りをすることもできます。

どうせ働くなら、管理職を目指して、管理職という立場を上手に利用したほうがお得で楽しいことは多いと私は思っています!

大変そうだからと諦めず、自分の理想のライフワークバランスを得るためにも、使えるものは使い、管理職ワ―ママとして活き活き働く人が増えていくと嬉しいです。

管理職を目指して頑張っている皆さんも、ぜひポジティブに、より女性が働きやすく活躍しやすい社会に向けて一緒に頑張っていきましょう!

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