妊娠初期、突然腹痛に襲われ冷や汗や意識喪失など、怖い思いをしたということはありませんか?
何か悪いものでも食べたのかなと心配にもなりますよね。
産院で聞いても「様子をみましょう」
それでも度々繰り返す急激な下痢と冷や汗。
これは、れっきとしたつわりの一種です。
いつまた起こるかと思うと怖くなりますが、いくつか対処法があります。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
妊娠中に下痢で冷や汗に意識喪失!?妊娠中の下痢はつわりの一種であることも!
突然の急激な下痢、めちゃくちゃ怖いですよね。
家など、すぐにトイレに駆け込める場所であればまだしも、外出先ではたくさんの恐怖に襲われます。
私はまさに妊娠初期、外出先で恐ろしい下痢を経験しました。
妊娠初期に突然の下痢に冷や汗を経験!失神直前に
妊娠初期の3ヶ月頃、幸いつわりというつわりが全くなく、いつも通り仕事で営業に出ており、車を運転中でした。
直前に何かを食べたとか飲んだということもなく、客先へ納品が済み、そのまま会社へ戻る予定でした。
信号待ちをしていたその時、「ん?…なんだかおなかがおかしい…」
その直後から、どうにも止められないようなおなかの下る感覚とぐるぐると鳴るおなか。
これは…やばい…
普段からおなかが弱いほうではあったので、おなかを下すことは多々経験していましたが、この「急激」な感じは異常だとわかりました。
頭の中はトイレでいっぱい。
なんとかコンビニにたどり着き、運よくトイレが空いていて助かりました!
おなかが下ると同時に、急激な冷や汗とめまい。
とっさに頭を低くして、おなかが下り終わるのをただただ待つのみでした。
なんとかおなかも落ち着き、トイレから出られる状態に。
その後、妊娠初期に数回同様の急激な下痢を経験しました。
つわりは吐きづわり食べづわりだけじゃない!
つわりといえば吐き気や嘔吐。
私は嘔吐恐怖症もあるので、つわりが怖いという理由で子供ができるのが怖いと思っていることもありました。
多くの人が経験する吐きづわり。
妊娠により血液中のマグネシウムやカリウムが減少しカルシウムの値が高くなることから、ムカムカや吐き気・嘔吐が起こりやすくなるそうです。
その他にも、よだれが増える「よだれづわり」や、多くの妊婦さんが経験する眠気もれっきとしたつわりの一種。
赤ちゃんの性別によってつわりの重さが違うなどの説もありますが、周りのママさんたちを見ても性別の差はないように感じます。
「赤ちゃんが元気な証拠」それはもちろんそうですが、それでもつわりの苦しさはなければないに越したことはありませんよね。
お医者さんも知らないことの多いつわり
さて、私が実際に経験したつわり「下痢」ですが、調べてみてもほとんど該当するような内容に当たらず・・・。
産院で定期健診の際に症状を伝えても、「あまり聞いたことがない」「整腸剤を出しておきましょうか?」という反応。
明らかに妊娠してからの症状だったので、非常に不安になりました。
妊娠中期あたりにはぴたりと下痢の症状が止まり、今度はひどい便秘に苦しむようになりました。
妊娠初期だけ起こった、あの急激な下痢。
しかし、子供が保育園に通うようになった今、同じ症状で苦しんだというママさんたちがまわりにポツポツと!!
やっぱりつわりだったんだ!!
妊娠するとホルモンのバランスが一気に変わり、体調にいろいろと変化が生じます。
参加のお医者さんも、自分自身がつわりを経験してなかったり、経験したことのないつわりに対しては知識が薄いこともあります。
もちろん、下痢が長く続く、血が混じっているなどの場合はウイルス性の場合もありますので、しっかり注意しておいてくださいね。
急激な下痢が起こるときの冷や汗や吐き気は迷走神経反射
私が経験した妊娠初期の下痢は、突然、そして急激にやってきました。
なんとなくおなかが痛いな~ぐらいではなく、待ったなし!な感じです。
そんな下痢が起こるとき、同時に吐き気や冷や汗、意識喪失などが起こることがあります。
初めて経験したときは、何か脳に問題があるのでは、体に大きな異常が起きているのではと不安になりました。
しかし、これは「迷走神経反射」といって、急激におなかを下すようなときに起こる症状です。
その他、長時間立っていたり、ストレスがかかった状態、そして急激な下痢が起こるようなときなど、内臓に広がる「迷走神経」が刺激され、腕や足などの末梢血管が広がることで、低血圧状態となってしまうのです。
急激な下痢のように、体の水分が一気に腸に集中することで、低血圧状態を起こし、吐き気や冷や汗、失神ということが起こってしまうんですね。
妊娠中の急激な下痢や冷や汗が起こったらどうしたらいいの?
急激な下痢が起こったとき、特にそれが妊娠中の場合、不安ですよね。
急激な下痢が起こると、先に説明したように、迷走神経反射が起こり、意識を失ったり倒れてしまうこともあります。
外傷となったり、階段から落ちたりなど、大変なことになりかねません。
それでは、急激な下痢が起こらないように、起こった場合に少しでも状態を悪化させないようにするためにはどのような対処法があるのでしょうか。
私が実際に実践した方法をお伝えします!
できるだけ頭を下げる
急激な下痢が起こった場合、一時的に脳への血流が少なくなり、低血圧状態となります。
おなかが痛くなってトイレに駆け込んだとき、だんだんと冷や汗が出て意識が薄れるような感覚になることも。
そんなとき、すぐにできるだけ頭を下げるようにしてみてください。
心臓と同じぐらいの位置まで下げることで、脳への血流が回復してきます。
頭を下げて数分経てば、徐々に回復し、元の状態に戻すことができるのです。
私は妊娠初期以外にも、その後数回急激な下痢による冷や汗・吐き気・意識喪失になりかけたことがありましたが、いずれも頭を下げるという方法で大事に至らず済んでいます。
とにかく便秘の状態を作らない
つわりによる下痢以外でも、急激な下痢が起こることがあります。
特に、便秘の後の下痢を経験したことがある方はわかるかと思いますが、ものすごい痛みとともに、冷や汗や時には吐き気を感じることもあります。
これは、腸の動きが鈍く、便秘になっていた状態から、急に腸のぜん動運動が活発になり、下痢を起こしてしまう状態です。
しかし、体の中では既に急激な下痢が起こってしまう状態になっていて、血液や水分が腸に集中していきます。
そのため、便秘の状態からおなかの中が空っぽになるまで、冷や汗や吐き気が終わらないということもあります。
急激な下痢が起こったとき、すぐにおなかが空っぽになってしまえば、その後すぐに元の状態に戻ります。
そのため、日ごろから便秘の状態をできるだけ作らないようにしておけば、少しでも苦しい状態が短く済むということがあるのです。
妊娠すると、ホルモンのバランスの影響で、ひどい便秘になる人も多いです。
私も中期~後期はひどい便秘に苦しみました。
ミヤBMなど、負担や依存性の少ないお薬を産院で処方されることも多いですが、妊娠中はお薬も上手に使って、便秘にならないように気を付けることが大切です。
もちろん、産院で相談し、先生に処方されたお薬を飲むようにしてくださいね。
トイレの場所の把握とビニール袋の携帯
外出先で突然腹痛に襲われてしまったら、本当に怖いです。
もともとおなかの弱い人にはあるあるですが、目的地との間で、ある程度トイレに駆け込める場所を把握しておくと安心です。
コンビニだけではなく、駅や病院、図書館、いざとなったら公園もあります。
緊急時に慌てると、それが思わぬ事故を招くこともあるので、落ち着いて対処できるよう、あらかじめ把握しておくことをおすすめします。
また、大きめのビニール袋を2、3枚持ち歩くのも安心感が増します。
急激な腹痛とともに吐き気が襲ってくることもあり、おなかの急降下とどっちを優先したらいいのかとパニックになることも。
そんな時、ビニール袋があるととりあえず安心ですよね。
私は妊婦時代が終わった今でも、常にビニール袋を携帯しています。
買い物だけでなく、自分の体調・周りの人の体調の変化があったときに、いろいろと役立つことがありますよ。
まとめ
妊娠初期に起こった急激な腹痛や下痢、それに伴う吐き気や意識喪失など、びっくりした人も多いと思いますが、たくさんの経験者がいるつわりの一種ということをお伝えしてきました。
その他にも、あまり知られていないつわりの症状が、ホルモンの変化によってたくさん起こる可能性があります。
あまり薬も飲めない、お医者さんもわからないという症状に困ることもありますが、慌てず対処できるように、対処法を考えておくといいですね。