不妊治療 健康

過少月経の原因は?妊娠しにくい?過少月経と妊娠の関係性

明らかに少ない生理の経血量。

子宮に異常があるのでは?妊娠できるの?と不安を感じていませんか?

私は高校生の頃から過少月経の状態になりました。

その状態のまま、30代後半まで過ごしています。

途中、不妊治療も経験し、一児の母となった私の過少月経秘話!?をお伝えします!

高校時代で徐々に過少月経に!

私の場合、初潮は10歳頃、中学時代は昼用と夜用をしっかり使い分けるほど、量がありました。

それが高校時代、なんとなく量が減ってきたなというところから、生理期間も急激に短くなりました。

もともと生理痛はなく、ラクなほうでしたが、量も期間も減ってさらにラクに。

ラクなのはいいですが、ちょっと心配でもありました。

ただ、定期的にきちんと生理がきているし、生理痛がひどくなるといったようなこともなかったので様子見。

大学や社会人時代にさらに過少月経になり旅行がらくちん!

その後、大学・社会人となっても、生理の量は少ないまま。

3日程度でぴたっと終わってしまうようになりました。

何がいいって、旅行などの計画にあまり影響がないこと。

友人が「その頃生理だわ~」となっても、自分自身は量も少ないし期間も短いしであまり気にせず過ごせるというのはラクでした。

過少月経って何が原因なの?心配する必要はないの?

私は子供を35歳で出産したのですが、不妊治療で授かりました

それまでも過少月経について、何度も婦人科に行き相談したことはあります。

しかし、どの先生も、「定期的に生理がきていれば特に問題ないですよ」という程度で、問題はないけどこれといった原因を教えてくれることもありませんでした。

私自身も母親も少し心配はしていましたが、どの婦人科でも「問題ない」と言われると、まぁ仕方がないかなという感じでとらえていました。

一般的に「通常の」生理の量や期間は?

年齢にもよりますが、1日ナプキンを替えなくてもいい、10代~20代なのに3日程度で生理が終わってしまうというような人は過少月経かもしれません。

人と比べることがなかなかできないので、判断が難しいのですが、10代から30代であれば20ml~140ml程度が1回の生理期間中(生理期間中にナプキンを10~25枚程度使う)にあるのが通常ということです。

過少月経の原因は黄体機能不全!

しかし、とりあえず「大丈夫」と言われても、原因を知らないとなんだか不安なままですよね。

そんな私も30代後半になって、初めてきちんと原因を教えてもらいました。

もちろん原因のすべてがというわけではありませんので、気になる人は必ず早めに病院に行ってみてくださいね。

私の場合、生理痛もひどくなく、生理は定期的に毎周期くるということで、原因は「黄体機能不全」だろうということでした。

黄体機能とは黄体ホルモンという女性ホルモンを分泌するもので、この黄体ホルモンによって排卵後、子宮の内膜を厚くし、受精卵が着床しやすくなるのです。

毎月の生理というのは、妊娠しなかった場合、この厚くなった子宮の内膜を不要だと判断して、内膜が剥がれて流れるもの

厚くなればしっかり生理として排出し、薄ければ排出するものが少ないので生理も少ないということなのだそう。

要は私の場合、黄体機能が正常に働いていないために、排卵後の子宮内膜が厚くならず、排出される生理も少なくなっていたのです。

黄体機能は妊娠に必要!妊娠希望しない場合はそれほど問題はなし!

では、黄体機能が正常に働いていない黄体機能不全の状態は、どのような問題があるのでしょうか。

私が産婦人科の先生に実際に言われたのは、黄体ホルモンは妊娠を希望していればホルモン値が高いほうがいいが、妊娠希望しない場合は特に問題ない、とのこと。

妊娠希望している場合は、妊娠がしにくい状態(子宮内膜がしっかりと厚くならず着床しにくい状態)なので、ホルモン治療を行うのだそうです。

黄体機能不全で妊娠希望!どんな治療が行われるの?

私は実際、結婚後3年間自然妊娠せず、不妊治療を行いました。

不妊治療をスタートすると、順番に原因を調べながら、ホルモン治療などを行っていくので、私自身、黄体機能不全だとは知らずに治療を行っていました。

病院ではまず、生理の周期や体温をもとに、排卵日を計測、血液検査でホルモンの値などを調べたり、排卵後の内膜の厚さなどを診ながら、必要に応じてホルモン注射や内服薬などで妊娠のサポートをする治療を行います。

私の場合、ここで内膜の厚さが足りない、黄体ホルモンの数値が低いとわかり、適切に治療していただいていたのだと思いますが、直接「黄体機能不全」とか「黄体ホルモン値が低いから不妊なのかも」といったような言葉は言われませんでした。

黄体機能不全でも適切な治療を行えば妊娠できる可能性も!

私のように、黄体機能不全の場合であっても、適切な治療により妊娠ができる可能性もあります。

私はホルモン治療を行い、子宮内膜を厚くし、着床することができました。

着床後もしばらくはホルモン治療などを行いましたが、その後の経過は良好で、現在一児の母となっています。

過少月経に気付いた場合も妊娠を希望しない間は特にそれほど気にすることはありません。

妊娠を希望している場合は、産婦人科や不妊治療専門医院に相談してみてくださいね。

まとめ

生理が極端に少ない過少月経も、妊娠を考えていない場合は特に問題ありません。

それよりも、生理がきちんと定期的にきているか、生理痛がひどすぎる、出血が多すぎるといったことがないかというところに気を付けてくださいね。

将来的に子供を望んでいる方は、頭の片隅にでも、「黄体機能不全」という言葉を留めておいていただけると幸いです。

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