読書好きの子供を育てる方法とは?
本を読む子は賢い子が多いよね。うちも読書好きになって欲しい。
テレビやYoutubeばかり見せてしまう。本に親しんで欲しい。
子供を持つと、読書好きに育てたいと思う親は多いですよね。
本をよく読む子供は偏差値が高くなるという調査結果も出ており、教育の面から読書好きに育てたいと思う親が多いと思います。
本は文章の読解力や集中力を高めるだけでなく、創造力を豊かにしたり、知識を豊富にするなど、いい面がたくさんあります。
私も父が大の読書好きで、本に関係する仕事でもあったため、小さい頃から本をめちゃくちゃ読む子でした。
母はいつも読み聞かせをしてくれ、3人兄弟で読んだ冊数の競争をしていたほど。
そんな私の学生時代の国語の成績は常に10段階の10。
作文や小論文のコンクールにも度々入選していました。
(ちょっと自慢のようになってしまいましたがw)
小さい頃からの読書習慣は、私の人生において間違いなく大きなプラスを与えてくれていると思っています。
私も今は3歳の娘の母親です。
現時点で娘はしっかり読書好きとして成長し、毎日自ら何冊も本を読んでいます。
本に触れ始める年齢は早ければ早いほどいい
まだわからないから、まだぐちゃぐちゃにするだけだから、と、0~1歳の子供には本を与えない人もいるようですが、本に触れるのは早ければ早いほうがいいです。
スポンジのように外部の刺激を吸収する乳幼児期こそ、本好きに育てる第一ポイント。
破れにくい素材のものを選んだり、音の出るものを選ぶと破れの心配なく、楽しんでくれること間違いなしです。
産まれてすぐの赤ちゃんは目がぼんやりとしか見えないと言われていますが、そんな赤ちゃんも白と黒は見えるのだそう。
いくつか有名な乳児向けの本が出ていますが、白と黒をベースにはっきりした色使いで描かれています。
おさかなちゃんシリーズは私も娘に一番最初に読んだ本ですが、とっても気に入って、1歳過ぎると自分で読めるぐらいになっていました。
かわいくてテンポもよく、私も大好きな1冊です♪
小さいうちから本を読んであげることで、言葉も本から覚えていきます。
ぜひ積極的に読んであげてくださいね。
子供に本を読ませたいなら親も読め!
子供は親の背中を見て育ちます。
親がゲームやスマホばかりして、子供には本を読めと言うのではいくら子供でも理不尽さを感じますし、本よりゲームやスマホのほうが楽しいのだろうと思ってしまいます。
幼児期は、なんでも親のしていることを真似しますよね。
私が本を読んでいると小さな娘も読めないながらに本を開いて真似をしていました。
読書好きの子供を育てるには、まずは親も本と触れる時間が必要です。
もちろん、子供の絵本を開いて読むだけでもいいのです。
時々本棚から本を選んで読んであげるということをしていると、自然と本の好きな子になっていくはずです。
読書好きになる環境を作る
読書好きになるには、環境も大きなポイント。
例えば、常にテレビがついている、目の前におもちゃやゲームが散乱しているというような環境では、本がなかなか目に入りにくいのです。
逆に、片付けすぎている必要もなく、リビングのテーブルの上にさりげなく1冊絵本を置いておく、というのもいいですね。
親がテーブルで何かしているときに子供が寄ってきて、目の前に本があると読みたくなります。
寝室、ソファーやテーブルなど、ちょっとした時間に何気なく読める1冊が置いてあると本を手に取る習慣がついてくるものです。
読書好きを育てる本棚の選び方と置き場所
ある程度の年齢になると、自分の部屋でじっくりと本を読むことも増えてきますが、幼児期は年齢に応じた本棚の置き方がかなり重要です。
ポイントは目の高さよりも下
1歳ごろになりつかまり立ちができるようになると、自分から興味のあるものを取りに行くようになります。
そんなとき、目の高さより下にある本棚は最高のつかまり立ちポイント。
1歳ごろで目線の高さまでに本が収まる本棚は、5歳ぐらいまでちょうどいい高さで大活躍してくれます。
また、幼児にとっては文字よりも絵で選ぶのが当然。
背表紙ではなく、表紙の絵がしっかりと見えるように、できるだけ重ならないように置きましょう。
我が家はこちらを購入しましたが、本当におすすめです👇
高さもちょうどいいうえに、組み立て不要、そして他と比べて格段に安い!
木づくりの本棚は3万円台も多い中で、1万円台とかなり安い。
リビングにも合うしサイズ感もちょうどよかったです。(そして意外と高そうに見える!)
下の部分には子供のおもちゃなどちょっとしたものを収納しておけました。
人が来るたびにこの本棚を褒めてもらったので、やっぱりいい買い物だったと思います。
1歳から2歳でも一番上の段に手が届き、自分から本の出し入れをして読んでいます。
注文が殺到しているようで、少々発送までに時間がかかりそうです。
いろんな本棚を探しまわりましたが、総合的に見てこれを超えるものはなかなかないかなと思っています。
なんにしても、ポイントは「子供の目線より下」です!
リビングの一番目につきやすい場所に置く
本棚をどこに置くか、これはまた重要です。
早いうちから子供部屋を作ってそこにおもちゃも本も集めるというのは、幼児期にはおすすめできません。
基本的に幼児期は家族でリビングで過ごす時間がほとんど。
たくさん絵本を読んで欲しいなら、できるだけすぐに目の届く場所に本棚を置くべきです。
隅っこではなく、どーんとリビングのメインになるように置くことで、いつも大好きな絵本に目が向きます。
私は一度、リビングの隣の和室に本棚を移動したことがあったのですが、移動した途端本から遠ざかりました。
リビングに置いてある他のおもちゃやテレビのほうが目につくので仕方ないですよね。
すぐにリビングに戻しました。
読書好きを育てる絵本の選び方と読み方
本屋さんに行くとあまりの絵本の多さに迷ってしまいませんか?
そしてついつい知っている有名な絵本ばかりになってしまう。
もちろん、有名な絵本は当然子供の心を鷲掴みにする要素を持っています。
でも、子供にも好みはありますし、有名どころでなくてもいい絵本はたくさんあるのです。
さらに、保育園や幼稚園に通うようになると、有名どころの本はだいたい保育園にもあるんですよね。
「新しい絵本読んであげるね。」とワクワクして読もうとすると、先に読まれてしまって「あれ?知ってた!?」ということも多々。
保育園にあるならわざわざ買わなくてよかったなーということもありました。
2歳~3歳におすすめ絵本選りすぐり3選
そこで、ちょっぴりマイナーだけど、きっとお子さんもハマるであろう、おすすめ絵本を紹介します。
せなけいこ おばけのてんぷら
せなけいこは有名ですね。
「ねないこだれだ」はその中でも一番有名ではないでしょうか?
「ねないこだれだ」は保育園にもある可能性が高いのですが、この「おばけのてんぷら」は意外と知っている人が少ないかも?
私の娘は食べることが大好きで、てんぷらというテーマもよかったのですが、なんともかわいいタッチとほんわかした文章が私もお気に入りです。
娘は1日に何度も何度も読みますし、既に半年はメンバー落ちしていません。
テンポもいいので、娘も内容を覚えて読んでくれるようになりました。
香山美子 どうぞのいす
「どうしてうさぎさんは椅子を作ったの?」「どうしてここに置いたの?」と質問攻めにあいましたが(笑)
なぜなぜ期の3歳にハマる、かわいい内容です。
瀬田貞二 きょうはなんのひ?
知らない人はいないというぐらい有名ですが、これは外せない。
私はこれをずっと頭に置いたまま成長し、20歳の時、母の誕生日にこれと同じことをして(手紙を置いて)最後の1枚で待ち合わせし、女ふたりで初めて飲みに行ったことがあります。
強烈に素敵な思い出です(笑)
娘にもそんなことされたいなと思いつつ、日々読んでいます♪
借りるのもいいけどお気に入りを作るには購入がおすすめ
本をできるだけ多く読ませたい、と思ったら、図書館は便利ですよね。
自分ではなかなか選ばない本に出会えるきっかけにも。
ただ、繰り返し読みたいなと思うと、返却期限のある図書館の本では物足りない。
私は小さい頃、大好きな本は何度も何度もボロボロになるまで読みました。
内容もしっかりと頭に残っています。
手元にあるからこそ愛着が沸くし、何度も読みたくなる。
この本いいな、好きだなと思ったら、購入されることをお勧めします。
中古本でもいいと思います。
私はメルカリでセットで販売しているものを購入することもあります。
新しい出会いがあって届くのが楽しみですよ♪
年齢に応じた本選び
本棚のディスプレイのラインナップはこまめに変えたほうがいいです。
同じラインナップが続くと、飽きちゃうんですよね。
新しい本が並んでいるとそれだけで目を引きます。
置き場がなくて赤ちゃんの頃好きだった本もそのままになっていませんか?
時々ラインナップに戻すのは刺激があって楽しいのですが、ずっと置いておいても読まなくなってしまいます。
年齢に合わせて、興味に合わせて、こまめにディスプレイを変えることが大切です。
親が読むだけでなく一緒に考えたり読んでもらう
3歳ぐらいになってくると、理解力が高まり、言葉もしっかりしてきます。
感情を言葉で表現することも上手に。
本をただ読んであげるだけでなく、たまには読んでもらうのもおすすめ。
短い文章の本だと、数回繰り返して読んでいくと子供はけっこう文章を覚えています。
たどたどしくて文章が抜けたりするけれど、とても楽しい時間になります。
「今日はママ(パパ)に読んでくれない?」と声掛けすると意外と喜んでくれるかも。
また、絵本を読みながら問いかけをするのもいいですね。
「なんでうさぎさんはこう言ったんだと思う?」
「なんで食べなかったのかな?」
子供なりにいろいろ考えて答えを出すようになり、考える脳が鍛えられてきます。
ポイントは、否定をしないこと。
子供が考えたことに、まずは納得し、必要があれば「こんな考えもあるよ」「こんな可能性もあるね」
と伝えてあげることで、答えを考えるのが楽しくなっていくはずです。
まとめ
私自身、たくさんの本に出会ってきた、読書大好き人間ですが、完全に幼少期の影響だと思っています。
一方、幼少期で絵本を読むという習慣のなかった家庭で育った旦那さんは、今でもまーーーーーーーーーったく読みません。
小さい頃からたくさん絵本を読んでもらった記憶はいつまでも残りますし、その習慣は人生を豊かにしてくれると思っています。
読み解く力、考える力だけではなく、心の豊かさや温かさも、本からたくさん得られます。
皆さんの子供さんも、本とともに成長し、読書大好きっ子になってくれますように!