不動産業者を通して賃貸を契約したり、不動産を購入したりした際、嫌な思いをしたことはありませんか?
賃貸の場合はそれほど長い時間を過ごすことはあまりないと思いますが、住宅購入時は諸手続きやなんやでけっこう会う回数も多く、金額も大きい買い物なので、しっかり頼れる営業マンに対応して欲しいもの。
私は過去に何回か住宅購入の検討をしている際に、担当営業マンの態度があまりにひどく、契約をやめたということがありました。
大きな金額を動かす業界なので、ひどいやり口をしていたり、金額で人を判断することも多い不動産営業マン。
気持ちよく、納得いく家の購入ができるよう、信頼できる営業マンを見極めましょう!
住宅購入の担当営業マンは重要!
もちろん、住宅購入で最も大切なのは、自分のライフプランに合っているか、物件自体が自分にとって魅力的かということです。
しかし、物件の説明が不十分だったり、単純に担当者と性格が合わないなど、気持ちよく進まない場合もあります。
ほとんどの人にとって一生に一度の大きな買い物。
しっかり納得して気持ちよく購入するためには、物件探しの段階から営業マンの腕にかかっていると言っても過言ではありません。
では、できる営業マンとはどういう人なのでしょうか?
できる不動産営業マンの見極めポイント5つ
身なりがきちんとしているか
この後に、営業マンとしてお客様を「見た目で判断しない」という点を挙げますが、営業マンとしては、見た目は非常に大切だと思います。
例えば自分の新居となる予定の家に、汚れた靴で上がられたらどう思いますか?
クタっとしたスーツよりも、ピシッと決まったスーツの営業マンのほうが、気持ちよく対応してもらえますよね。
また、こちらの印象だけでなく、身なりは心を表す、とよく言われます。
心に余裕がないと、部屋が散らかっていくのと同じように、身なりも乱れていきます。
心に余裕がある人は、当然ながら対応にも余裕が表れ、きちんと対応してもらえることが多いと思います。
できれば余裕のある営業マンに対応してもらいたいですね。
最低限のマナーができているか
身なりと同様に、マナーは人として信頼できるかを判断する大事なポイントです。
約束をきちんと守るか。
遅刻しそうなとき連絡をしてくるか。
靴をそろえるなどの基本ができているか。
当たり前のようで、意識がきちんと向いていないとできないようなことも多々あります。
人のマナーには、相手を不快にさせない、大切に思う気持ちが表れます。
マナーが悪い営業マンは、自分のことを客として大切にしていないということの表れでもあります。
疑問質問にきちんと答えてもらえるか
住宅購入に関しては、素人目線では難しい言葉も多く、住宅ローンの組み方など、普段なかなか触れない分野なので、いざとなったときにわからないことも多々あります。
そんな時、不動産営業マンとしてキャリアが長かったり、資格などを取得していて知識がしっかりしているということもひとつですが、誠実に対応してもらえるかどうかということは、重要なポイントです。
住宅なんてしょっちゅう買うものではないので、知らない言葉やルールがあっても恥ずかしいことではありません。
「こんなことも知らないのか」といった態度をされたりすると、その後に聞きたいことがあっても聞きにくくなってしまいます。
例えば担当営業マンが新人で、すぐに答えられなかったとしても、きちんと調べて教えてくれたり、わかる方を紹介してくれると安心につながりますよね。
わからないことをそのままにして購入に踏み切ると、損をしたり後でトラブルとなったり、気持ちの面でもモヤモヤします。
「こんなこと聞いたら恥ずかしいな」と思わず、疑問点はしっかりと伝え、きちんと対応してもらえる営業マンをこちらから選びましょう。
見た目や年齢で態度を変えないか
不動産営業マンは、もともと大きな金額の取引をすることに慣れています。
普段からうん千万という金額を動かしており、当然大金持ち相手もすることがあり、それが社内の数字として評価されるので、営業マンによっては、取引の金額で態度を大きく変えることもあります。
若い、カジュアルな格好をしているなど、見た目や年齢で態度を変える営業マンも多々います。
しかし、こちらとしては同じ「客」であり、住宅購入は誰にとっても大きな買い物であることは確か。
見た目や年齢で、そもそも見下すような態度をとる営業マンは、自己中心的で、営業マンとして客を大切にできるとは思えません。
最後まで一貫してきちんと対応してくれるか
釣った魚にエサをやらないタイプというのは恋愛ではよく聞きますが営業マンも同様です。
契約が決まるまでは一生懸命対応してくれていたかと思っても、契約が決まったとたん、ないがしろな対応をする営業マンもいます。
しかし、住宅は、購入したら終わりということはありません。
不動産によって期間や内容などは異なりますが、購入後のアフターフォローというのが基本的についています。
契約が済んだら急に態度が変わった、適当にあしらわれるようになったなどがあると、いくら物件が良くても、今後何かあっても付き合いをしたいとは思えません。
本当に客や会社のことを思っていれば、小さなことにも一貫してきちんと対応してくれるはずです。
実際に出会った残念な営業マン
過去に何回か住宅購入を考えたことがあり、何人かの営業マンに対応してもらったことがあります。
大手住宅メーカーのある営業マンは、最初はとても熱心で、賞をもらったこともあるなど知識も豊富。
途中まで態度はとても紳士的で好感が持てたのですが、予算的な面で難色を示すと態度が一転。
「今の年齢で建てないと、あなたは今後家を建てることはできませんよ」と冷たく言われたのです。
今決めないと一生無理、という言われ方でした。気分はよくなかったですね。
結局契約もしませんでしたし、その住宅メーカーにはその後も足を運ぶことはありませんでした。
もう1人は、営業マンとしての素質がそもそも…というタイプの人でした。
ヨレヨレのスーツにネクタイもせず私たちが購入を考えている物件を案内。
靴は脱ぎっぱなし、座った椅子を戻すこともしない。
納めた手付金を無造作に投げる…嫌味を言うなど、数々のあり得ない言動がありました。
人を見た目で判断するような人で、非常に気分が悪かったです。
担当営業マンが合わないと感じたら変えてもらえる?
それでは、担当になった営業マンがどうしても合わないと感じたら変えてもらえるものなのでしょうか?
変えてもらえます。
本人には直接言うのは難しいと思いますが、会社に直接話して変えてもらえば角も立たずスムーズです。
そういった場合は、なぜ合わないと思ったのか、知識がしっかりしている人がいいなど、できるだけ具体的に伝えましょう。
曖昧で「ただ合わない」というだけでは、次も同じような人が担当になる可能性があります。
また、話が進んでから変えるとなると、それまで話した内容や契約条件などをもう一度やり直しということもあるので、かえって面倒になることもあります。
どうしようかなと思いながらズルズルと進めるのでなく、変えて欲しいなと思ったら早めに相談するようにしましょう。
まとめ
家は一生に一度の大きな買い物。
不満を残したまま購入に踏み切ると、後々嫌な思いが残ったり、トラブルの元になります。
人間なので合う合わないもありますし、我慢をせずに伝えることが大切です。
私も嫌な思いをたくさんしたことがありますが、反面教師だと思って自分自身の振り返りにも利用しています(笑)
皆様も素敵な住宅と営業マンに出会えることを祈っております!